子育てに疲れたときの処方箋⑤|夫の愚痴を子どもに漏らすのが危険な理由
夫の愚痴は、母親の自己カウンセリング
夫がまともに子育てについて話を聞いてくれない。
これはお母さんにとって結構な苦痛ですよね。
そうなると、お母さんは「自らのカウンセリング」として、子どもに夫の愚痴を言いはじめてしまうのです。
「パパ、今日も遅いねえ」「お父さん嘘つきだね、日曜は○○に行くって言ったのに」
こんなふうに、「夫の愚痴を子どもにポロッと言ってしまう」お母さんは、是非この記事を最後まで読んでみてください。
小さいことのように思えますが、これは子どもにも悪影響を与えかねないからです。
無意識に積み重なる家庭へのダメージ
もちろん、お母さんの気持ちに寄り添って考えれば、夫の愚痴がつい出てしまうことは当たり前のことです。
しかし、それがだんだんと習慣化し繰り返された結果、父親が何かすれば「本当にお父さんってダメだね」と、小馬鹿にするような風潮が家庭内にできあがってしまいます。これがかなり異常な状態なのです。
そのような環境下で育った子どもは、大きくなるにつれ、日常の本当に些細なことがきっかけで、父親を自分以下に過小評価します。やがて、家で一番えらいのは自分だと言わんばかりに、暴れてしまうケースも少なくありません。
ちょっとの心がけで、ストレスは減ります
“「夫の愚痴」の影響力は分かったけれど、やっぱりストレスは溜まるし無理!”
そう感じたお母さんに、とっておきの方法があります。
まず一つ目は、「すっきりカード」を使うこと。
すっきりカードとは、お母さんが上機嫌でいられる特別な手段のことです。
全部で5枚ありますが、今回の場合は特に、①の「ママ友」と②の「実母」がおすすめ。
つまり、ママ友か実母に話を聞いてもらう、ということです。ありふれた解決策のように思えますが、実はこれが効果絶大。男性と違い、“共感しあう”ことができるのは女性だからこそ。女同士で話をし、愚痴を言い合うだけで、かなりすっきりできます。
関連記事:
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子育てストレス解消法!③子育てから離れる「時間」と「ときめき」が母を救う
二つ目は、「ご飯一番作戦」です。
これはズバリ、「お父さんにご飯を一番によそってあげる」こと。そんなことで?と思うかもしれませんが、父親は「尊敬されている」ことを少しでも感じると、かなり嬉しい生き物。たったそれだけでも妻への愛情がこみ上げます。
そして同時に、「お父さんってすごいんだよ」ということを、自然と子どもに感じさせることもできるのです。
関連記事:「ごはん」がすべてを変える!?夫婦円満に有効な、たったひとつのこと
必要なのは、日々のちょっとした心がけと、お母さんがため込まないことだけ。お互いを尊重し合い、上機嫌でいることで、夫婦で協力し合いながら子育てを楽しみましょう。
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子育てに疲れたときの処方箋①|「1人で頑張ること」に疲れたら
子育てに疲れたときの処方箋②|夫が話を聞いてくれないストレスの対処法
子育てに疲れたときの処方箋④|疲れたお母さんが楽になれる4つのコツ
子育てに疲れたときの処方箋⑤|夫の愚痴を子どもに漏らすのが危険な理由 →本記事!
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