おおらかなお母さんが、子どもを健やかにする。もう夫にイライラしない方法


​​​​​おおらかなお母さんの子どもは、あと伸びする

健やかに育っている子の母親は明るくおおらか。

これは学力の伸びの差にもつながります。


私の教え子で、東大理Ⅲに行ったある女の子のお母さんの特徴も「超おおらか」でした。

東大目指して頑張れ!と子どもの尻を叩くタイプではなく、「どこ、受けましょうかね~」という感じです。

反対に、いつもイライラしている情緒不安定なお母さんが、キーキーしながら子どもを中学受験で合格させても、そのあと伸びない。

そんな例をたくさん見てきました。

でも、これはお母さん個人がどうこうという話ではなく、時代に原因があることを知ってほしいのです。


孤独が「イライラ母さん」を作ってしまう

私は熊本県人吉市というところで育ちましたが、小学3年生くらいまで、家にカギはかかっていませんでした。

「ただいま」と言うと隣のおばちゃんが「おかえり。おやつならそこにあるよ」と言っていましたし、隣のおばあちゃんにお風呂を貸していたこともありました。

これは一例ですが、昔は近所の人との距離が近かったのです。

だから、子育てのベテランがお母さんに「あんた、お姉ちゃんに厳しすぎるよ」「男の子はケンカしないとダメだよ」と言ってくれた。

でも今の家ではカギは二つ、玄関に近づくとピカッと光ったりします。

ある意味快適にはなりましたが、その代償に「孤独なお母さん」になりやすい状況ができあがりました。

子どもはたしかにかわいい、だけど一日中、わが子、特にまだ日本語をしゃべれない子だと、二人きりの生活はしんどい。

閉ざされたイライラ母さんになる…というわけです。


「要点だけを知りたい」のが男

ひとりで子育てを頑張り、閉ざされた家庭でイライラがたまってしまったお母さんは、ついお父さんの愚痴を子どもに言ってしまいます。

「お父さん、今日も帰ってくるの遅いよねー。」とか。

夫も、イライラしている妻が待つ家庭に帰るのは怖いのです。

そこで、男の特性の一つとして、お母さんに知っておいてほしいのは、「要点だけを言って欲しい」ということ。

「知ってる?隣の○○ちゃんがケガしたんだって」

「・・・・・それで?」。

要点のない話がずっと続くのが、男はつらいのです。

男は要点にしか興味がないし、結論にしか興味がない。

問題点がなければ言わないでくれる?と思うから、ますます無口になっていきます。

これが今の夫婦のすれ違いの根底にあるものだと感じています。

妻は受け止めてほしい、共感してほしいだけなのですが、それがとことんわからないのが男です。


お互いに「異性は別の生き物」と考えると楽になる

そして、これはお父さんに意識してほしいことなのですが、「共感」すれば、だいたい平和なのです。

「かわいそう」と言われたら、「かわいそうだね」と言う。

うなずくだけで女性の反応は違います。首も動かさないで新聞を読みながら「大丈夫じゃない?」なんていうのはダメです。


そしてお母さんのほうも、夫を同じ人間だと思うと腹が立ってしまいます。腹を立てないため、イライラしないためには、「異性は別の生き物だ」と認識することが必要です。


お母さんが健やかにいれば、子どもにもそれは伝わります。

逆にお母さんがイライラしていると、それは子どもにも影響します。


「異性は別の生き物」。

まずはそうやって考え方を変えてみると、夫婦間での無駄な言い争いや傷つくことも減って、より穏やかに、おおらかに、子どもとも接することができるかもしれませんよ。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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