夏休みに親子で挑戦!国語で重要な「映像化力」を伸ばすゲーム
場面思い出しクイズ
イメージする力が長文を読み解くポイントにもなります!
今回ご紹介するのは、映像化力を鍛える「場面思い出しクイズ」です。
特に低学年のうちは、「文章題ができない」「問題を読めていないのでは…」という不安を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。そんなときに、無理なく楽しみながらお子さんの力を伸ばすことができる、とっておきのゲームです。
お子さんが物語文の音読をした後に、書かれていた場面が、どんな内容だったかをクイズとして出します。
たとえば『ごんぎつね』で言うと、
「『ごん』が兵十と加助のあとをついていったとき、兵十の何を踏みながらついていったでしょうか」
答えは…「影法師」です。
場面思い出しクイズでは、あらかじめ子どもに「最後にクイズを出すよ」「場面を一つ一つ思い浮かべながら読むことが大切だよと」伝えておきます。低学年の場合、「頭のなかで絵本をつくるといいよ」と伝えるとわかりやすいでしょう。始める前に伝えることで読むことへの集中度も増しますし、文字を追うだけではなく頭の中でイメージしながら読み進めることが少しずつできるようになります。長文読解で欠かせない精読力を鍛えるのにもうってつけです。
大人も実際にやってみるとわかりますが、精読力・集中力・映像化力すべてをマックスパワーにしないといけません。映像化できなかった言葉や文章があったら、あとで一緒に辞書調べをしながら話し合ってみると、言葉への理解が深まり、映像化のイメージも膨らんでいきますね。