「脱ゲーム」が最も有効?!わが子を引きこもりにしないために

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時間があると、すかさずゲームをしている。

休憩時間と言いながらゲームを始めて、もう何時間も経っている…。

もしお子さんがこのような状態になっていたら、ちょっと危険。

実は、ゲームにはまってしまうことは、「生きる力」を奪うことになりかねないのです。


ゲームが引きこもりを生んでしまう理由

昼夜逆転生活と並ぶ、引きこもりの青年たちの特徴は、ゲームにハマってしまった経験があるということ。

なぜなら、画面が相手をしてくれると、とことん幸せだからです。特に男はゲームにハマりやすい。

すると、生身の女性が目の前にいても何をしていいのかわからない、ということになります。

「女ってめんどくせぇし」。

だから二次元の女性のほうがラクだという論理です。

長年、現場で見てきた感想を言うと、ゲームは時間の無駄、人生の無駄です。


男女問わず友だちや異年齢の子どもたちとみんなで遊んでケンカして泣いて、「ごめんね」と仲直りして……そんなことを繰り返し経験していく時期なのに、その機会を奪ってしまうゲームは罪深いのです。


「基礎モテ経験」が、引きこもりを防ぐ

もちろん、ゲームをやっていたって普通の人はいます。

その違いは何でしょうか。

それはずばり、“モテた経験があるかどうか”です。

モテる人は、女性との距離感のとり方がうまい。これには生身の人間との経験しかありません。

ゲームでドツボにはまってしまった青年たちに足りないのは、「基礎モテ経験」です。

たとえば幼稚園のとき、「○○君と結婚したい!」と言われたとか、そんな小さなことでいいのです。


ゲームがなくたって、生きていける

私の教え子で、ゲームを一切禁止にして、すでに大学生になっている子がいます。

大学2年生になったその彼が先日、私のところに挨拶に来ました。もちろん、彼女を連れて……。彼はゲームではなく、ラグビー部の活動に熱中していました。

ゲームの禁止に関しては、「あのころは何でうちの親だけ、俺をこんなに苦しめるのかと思ってました」と、親を憎んだと言います。

でも現実を振り返ってみると、基本的に学校ではゲームはやらないし、塾にも行っていて忙しかったし、友だちとは外遊びをやった思い出しかないからまったく問題なかった。

友だちがいないわけじゃないし、ケンカも強いし、困っていない。現にこうやって彼女も連れて来ている。

限りある少年時代、モテるためのいろいろな経験を積まなければいけない時期にゲームにハマってしまったら、彼女も見つけられません。


もちろん、「モテる」といっても、単に異性に好かれることだけが重要というわけではありません。

ゲームをやっている時間があったら、もっと生身の人間と直に触れ合ったほうがいいということ。

それによって男女問わずコミュニケーション力を育むことができ、人との出会いによって様々な経験を積むこともできます。

結果的にそれが、生きる力に繋がっていくのです。


幼児期・思春期の貴重な時間を、ゲームに費やしてしまうのはもったいない。

少しずつでもいいのです。

子どもからゲームを少し離して、生身の人間と触れ合うことができる環境をつくってあげましょう。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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