中学受験│「幸せな受験」をするために親はどうかかわればいいの?



「ぼくも中学受験したい」

友だちに影響されてその気になったわが子。

嬉しい反面、

「中学受験は親も大変と聞くし、私にできるかしら?」

「最近反抗することも増えたわが子に、手を焼くこともあるのに…」

とお母さん自身が不安になっていませんか?

今回は中学受験における親のかかわり方や心構えをご紹介します。


100人の子どもには100人の受験のやり方がある

よく言われる「中学受験は親の受験」とはどういう意味なのでしょうか。

それは親の関わり方が試される受験だということです。

「どこまで関わればよいのか」、この判断が一番難しいのが中学受験です。

その準備期間が子どもの自立の時期とちょうど重なり、個々の成長の差がとても激しい時期ですから、100人の子どもには100人の受験のやり方があると言っても過言ではありません。


日々いろいろな情報が入ってくる母親にとっては戸惑いの連続。

「となりのエリちゃんは夜12時まで勉強しているのに、うちの子は遅くまで起きていることができなくて10時には寝てしまいます。これでは、△△中学なんてとても無理だと思うのですが、どうしたらよいでしょうか」

例えばこういう相談の回答に、「夜遅くまでやっても効率が悪いから朝学習に切り替えましょう」というのがありますが、それは一つの方法に過ぎません。

子どもによっては夜遅くまでやっても平気な子とそうでない子がいます。

単純に夜がつらいから朝早く起きてやらせたほうがいいというわけでもありません。

夜型が苦手な子を朝型にしようとしたものの、なかなか起きられずに断念したケースはたくさんあります。

結局はいろいろ試みて一番できそうな形を見つけるしかありません。

解決策はそれぞれのご家庭によって違います。

しかし必ず答えはあります。


親の愛情があれば頑張れる時期

「ここまでいろいろと悩むなら、いっそのこと塾に全部任せしてしまうほうがよいのではないか」

と考えたくなりますよね。

しかし、信頼できる塾であってもすべてを塾に委ねるのではなく、親が必要な関わり方をしていくことが大切です。

なぜなら10歳~12歳の子どもは、まだまだ親に認められて愛情を注がれてがんばれる年頃だからです。

「わが子にどの程度まで関わればいいのか。」これもまたご家庭によって異なります。

そうした悩みを抱えている保護者の方にいろいろな事例をお伝えしながら一緒に考えていくことが私たち塾講師の仕事の一つだと思っています。


幸せな受験を目指して

お母さんは自分の時間も作れずに仕事や子育てに追われる毎日。

さらに受験という子どもの人生を左右するかもしれない一大イベントを前に不安でいっぱいになるかもしれません。

そんなときはこう考えてみましょう。

親子が一緒に何か向かって努力することは、一生の中でもそうあるものではない。

もしかしたらこれが最初で最後かもしれない。

楽しいことも苦しいことも親子として同じ時間を生きてきた証しであり、今はいろいろあるけど、どれも我が家にとっての大切な思い出になるんだと。

また、受験には合否がつきものです。

もちろん合格するに越したことはありません。

でも第一志望校に入れなかったからその受験はすべて無駄だったなんて考えてほしくないのです。

どのような結果が出ても、最終的には受験したことは正しかったという、意味のある受験を全員にしてほしいと思っています。

私たちはそれを「幸せな受験」と呼び、指導理念として掲げて、日々の授業に臨んでいます。


「幸せな受験」をした子どもは進学後も着実に伸びていきます。

12歳をピークにせず次のステップでもさらに輝き、成長していきます。

そうなって初めて、受験はゴールではなく通過点であると気づき、その意味を改めて考えるのだと思います。

人生を42.195㎞のマラソンに例えるなら、小学生時代は最初の5㎞くらいを走り始めたばかりです。

どんなスタートを切るのかは大切ですが、それがすべてではありません。

いくらでもこの先勝負どころがありますし、人生の一番つらい上り坂でリタイアしないためにも、将来を見据えて走り続けないといけません。

親はその伴走者であり、応援団なのです。


始めから完璧なサポートができるお母さんなんていません。

わが子と一緒に1から、わが家だけの中学受験を創りあげていきましょう。

そのときはぜひ、幸せな受験を目標にしてみてくださいね。




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松島 伸浩(まつしま のぶひろ)

松島 伸浩(まつしま のぶひろ)

1963年生まれ、群馬県みどり市出身。現在、スクールFC代表兼花まるグループ常務取締役。教員一家に育つも、私教育の世界に飛び込み、大手進学塾で経営幹部として活躍。36歳で自塾を立ち上げ、個人、組織の両面から、「社会に出てから必要とされる『生きる力』を受験学習を通して鍛える方法はないか」を模索する。その後、花まる学習会創立時からの旧知であった高濱正伸と再会し、花まるグループに入社。教務部長、事業部長を経て現職。のべ10,000件以上の受験相談や教育相談の実績は、保護者からの絶大な支持を得ている。現在も花まる学習会やスクールFCの現場で活躍中である。

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