親子の会話で変わる!子どもの読解力を家庭で育むコツ4つ

国語の読解問題が苦手なわが子…。

今回のテストでも、主人公の気持ちを答えるところでトンチンカンな答えを書いている。

「教えてあげたいけど、読解力ってどうやったら身につくのかしら? やっぱり、読書?」

とお悩みのお母さんへ。

今回は、”家庭でできる”読解力の育て方を4つをご紹介します。


読解力とは?

読解力は、大きく「イメージ力」と「精読力」の二つに分けられます。

「イメージ力」とは文章を読んで、それをイメージとして思い浮かべる力のこと。

「精読力」とは、一字一句読み落とさないで、きっちりと読み取る力のことです。

この二つの力は、親子のコミュニケーションで育てることができます。

次にご紹介する4つの方法を、ぜひご家庭で挑戦してください。


1:外遊びや家族旅行で「感じる心」を育む

国語のテストで問われる物語の情景や人の気持ちは、さまざまな体験や経験を積むことで理解できるようになります。

それを育むには、子ども同士の外遊びが1番。

外遊びは自然を体感する絶好の機会であると同時に、友だちと遊ぶ中でさまざまな感情を味わうことができます。

また、家族旅行もおすすめ。

できるだけ自然に触れさせましょう。

大きくなったら博物館や美術館めぐりもいいですね。

経験があってこそ、文字の中の見えない描写をイメージできるようになるのです。


2:子どもの疑問にきちんと答える

相手の言うことをしっかり聞いて理解したい、わからないと気がすまない、という気持ちは、問題の文章全体を一字一句読み取ろうとする精神、精読力につながります。

この精読力を伸ばすには、子どもの「どうして?」に親が真剣につきあうこと。

子どもが疑問を投げかけてきたら、親は必ず答える習慣をつけましょう。

もし、その答えがわからなかったら、一緒に辞書で調べるなどし、わからないままにしておかないこと。

こうした習慣がついている家庭の子は、精読力がのびます。


3:感じたことをきちんと言葉で伝える

国語のテストでは常に感情表現が問われます。

ですが、たとえば、主人公が「美しい夕日を見て、涙を流した」という場面があっても、「感じる心」の乏しい子はピンときません。

なぜなら、子どもはそこにあるものを、“ただそういうものだ”と思って見ているから。

「感じる心」を育てるには、親が「今日の夕日は燃えるように赤いね」などと、感じたことをきちんと言葉で表現してあげることが大切です。

感じた言葉を結びつけることで、「感じる心」が育まれるのです。


4:本を読んだら、あらすじを聞く

精読力には、この文章にはこういうことが書かれているのだと要約する力が求められます。

この力を伸ばすには、相手にわかりやすく伝える訓練をする必要があります。

対策として効果的なのが、本を読んだらあらすじを聞いてみること。

ノートに2、3行でまとめてみる「読書日記」をつけさせるのもいいですね。

本だけでなく、人の話を聞いたときの報告でも同じ。

本を読んでも、映画を観ても、先生の話を聞いても、短く要約できるというのは、問題文を正確に素早く読み取ることにつながります。



読解力とは、日常の親子の会話から育まれるもの。

子どもが疑問をなげかけてきたとき、「あとでね」と軽く受け流すのではなく、一緒に考え、感じる習慣をつくりましょう。

親子の楽しい会話や体験を積み重ねるほど読解力が育つ。

こんなに楽しい勉強法は他にありませんね!



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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