伸びしろが違う!子どもが音楽を始めるベストなタイミングと環境とは?

「○○ちゃん、ピアノ習い始めたんだって!」

「えー!まだ3歳だよ!?」

こんな話を聞くと、

「やっぱり音楽は始めるのは早いほうがいいのかしら?…うちも急がなきゃ!」

と焦ってしまいますよね。

早く習い始めることだけが上達への道とは限りません。

今回は、音楽を始めるタイミングと、あと伸びする環境づくりについてご紹介します。

 

いつ始めても大丈夫です!ただし…

「音楽を始めるのはいつからがいいですか?」

音楽の習い事を考えている方に、こういった質問を受けることは多いです。

答えは「いつ始めても大丈夫です!ただし、伸びるための適齢期はあります」。

たとえば、吹奏楽などは小学校の高学年から始めても十分に楽しめます。

弦楽器やピアノは、それなりの技術の上達を目指すならば、早くから始めたほうがいいでしょう。

比較的遅くから楽器に取り組み始めてプロになった、という方もいないわけではありませんが、それは楽器に触れ始める遅かったというだけであって、音楽というものに触れるための環境は、幼い頃から整っていた、というケースが多いのです。

 

始めは誰もが才能を与えられている

生物学者の福岡伸一さんの印象的な言葉があります。

ある学生の「人間の得意なこと、不得意なことは生まれた時から決まっているのでしょうか?」という質問に対する答え。

人間は生まれた時、一番シナプスが多い。しかし、刺激をしないことによって、そのシナプスはだんだん減っていってしまう。それで得意不得意が決まっていくのかもしれない

「始めは誰もが才能を与えられている」

ということに大きな可能性を感じる一節でした。

生まれ持った才能が技量を決めるのではなく、小さい時にどれだけ可能性を積んだのか、いろいろなものに触れたのかが、伸びていく大きな要因だというこの教訓は、音楽にもあてはまります。

音楽の世界では、小さい頃にたくさんの良質な音楽に触れたかどうか、というのがその人の将来的な伸びしろに大きく影響します。

ですから楽器を始める、始めないという選択の前に、その子が「音楽が好きだ」という環境を作っておくことのほうが大切です。

 

「自分がやりたいからやっている」という意識が重要

レッスンに入ってから伸びる、よく練習する子のひとつの特徴として挙げられるのは、「自分からやりたい!」と言って楽器を始めた子である、という点。

自分で楽器を選んだので練習にやる気があるのは当然と思われるかもしれませんが、子どもたちは「楽器が欲しい」とか「先生が優しい」というような単純なことがきっかけとなって、音楽を始めたくなるパターンが少なくありません。

しかし、さまざまな場面で「自分でやりたいって言ったんだよね?」と言われ続けているうちに「自分がやりたいからやっているんだ、自分で選んで10年も続けているんだ」ということが自信と誇りに変わっていきます。

ですから、親が楽器をやらせたいと思った時には、まず子どもの興味を広げ、早く楽器に触りたいと思う気持ちを育んでから始めるのがいいでしょう。

早く始めなきゃ!と、はやる気もちを抑えて、まずはわが子が心から音楽を楽しめるような経験をたくさんさせてあげましょう。

一緒に歌ったり踊ったり、演奏したり、お母さんの笑顔があれば、もっともっと音楽で子どもの心が弾みますね。

 

 



【花まるメソッド音の森とは?】

2014年に開校した「花まるメソッド音の森」。音楽理論、ソルフェージュ、海外の民謡、教会音楽、読譜、記譜、作曲を1時間半の授業の中で学ぶ年中・年長~小学生の集団授業と、独自のメソッドに基づいた一対一のレッスンの二つを柱に備えた音楽教室です。

単に音楽が好き、楽しいというだけにとどまらず、人を幸せにする感性を育て、生きるための能力を高める。つまり「人を幸せにできる大人」を育てるということが「音の森」の教育理念です。

花まる学習会の「メシが食える大人」を育てるという教育理念と同じく、社会に出た後のことを見据えています。

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🌼『感性と知性を育てる音楽教育革命!』

 

 

 

笹森 壮大(ささもり そうた)

笹森 壮大(ささもり そうた)

1988 年東京生まれ。3 歳よりチェロを始める。 桐朋学園女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部に入学し、2008年よりフランスへ留学。 チェロを臼井洋治、倉田澄子、M・ミローネの各氏に師事。 帰国後、TV、ラジオ、舞台など様々な分野で活動を広げる。 幼児から大学生までを対象にチェロやオーケストラの指導を行う中で、 音楽教育の現状に問題意識を抱く。 2014年、花まる学習会にて、音楽教育部門「音の森」を立ち上げる。 「音楽を通して人を幸せにできる人」の育成を目指す。

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