「発想力」を伸ばすのは経験だけ!? 5つの土台で鍛えよう


社会で求められる「発想力」

インターネットで「発想力」と検索してみると、「発想力トレーニング!」や「発想力を伸ばすコツ」など、実に多くのキーワードがひっかかります。

世の中で「発想力」がいかに重要視され、それを伸ばすためにどうすればいいのかを考え続けているのかがわかりますよね。


花まる学習会でも「発想力」=メシを食っていくために必要不可欠な力、と考えています。

受け身な姿勢で世の中を渡ろうとすれば、それはそれでできないことはないかもしれません。

しかし、やがてどこかで自分の壁にぶつかります。

「自分の壁」とは「仕事がつまらない」だったり、「何をやってもうまくいかない」だったり、マイナスな気持ちです。

それを乗り越えていくためには、自分自身が社会に対して能動的に向かっていくしかありません。

その能動的なパワーを生み出す源になるのが、「発想力」=世の中をおもしろがる力です。


発想力は、「答えがない」ことを思い描く力

「発想力」は、「発見力」(問題を解くための糸口を発見する力、ひらめき)と似ていますが、異なる力です。両者の一番の違いは、「答えの有無」にあります。

「発見力」が試される場面は、往々にして答えがある場面です。問題の原因や、誰もが見落としがちなある一部分に気づいたりすることを試されます。

一方、「発想力」が試される場面では、「唯一の答え」というものはありません。

自分では「これがベストだ!」と思う発想を出せたとしても、どこかに「もしかしたら、もっといいアイデアがあるかもしれない…」という不安が残ります。

けれど、何かを始めるためには、まず、自分の「発想」を信じて一歩踏み出さなくてはなりません。

発想力は、伸びや結果を感じづらい力ではありますが、何かをつくりあげていくうえでとても重要な、未来の大人たちに伸ばしてほしい力なのです。


「発想力」を支える5つの土台

発想力の土台となる経験は、大きく分けて次の5つです。


①    実体験(遊びの豊富さ、生活の中での学び・経験、人間関係でもまれた総量…など)

②    読書などを通じた疑似体験(映画、マンガ、絵などでもよい。感じる心、人生の豊かさ…など、インプットの総量が鍵です)

③    意外性を狙い続ける姿勢(思いつく→発想する→うけるを常に考えられているかどうか)

④    狙ったことでの成功体験(うけをとる)

⑤    美意識(世間からの評価基準で学んでいくもの)


豊富な経験なくして、”今足りないもの”を見つけ出し、新しいものを生み出していくことはできません。読書や実体験を通して様々なことを学び、成功体験を積んだうえで、意外性や思い込みに目を向け続けることが必要。そしてそこには美意識が必要です。



ものごとをレベルアップさせていくうえでとても重要であり、自分の人生をより充実させることができる「発想力」。

国語や算数など”教科の知識”を詰め込むばかりでなく、子ども時代に伸ばすべき重要な力の一つです。様々な経験をさせて大切に育んでいきましょう。



【おすすめ書籍】

🌼『発想力を鍛える2コマ漫画カード』


【花まる学習会とは?】

▶▶花まる学習会の理念・実践はこちら


【花まるSTORYの記事を、メルマガでお届けします!】

授業の様子・内容を写真付きでお伝えしたり、最新のイベント・新刊情報をお届けしたりと、読み応えのあるマガジン。毎月末にお届けいたします。『花まるSTORY』の記事も多数掲載!

イベントや講演会に直接お申し込みいただくことも可能です。


▶▶過去のメールマガジン(バックナンバー)はこちら!

▶▶無料で受信する!

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

Category

keyword