【お悩み相談】6歳の息子の友だちがちょっと悪い子なのですが…

【お悩み相談】

6歳の息子は、素直な、いわゆる「いい子」です。担任の先生からも真面目で授業態度もよく、活発ないい子だと誉められています。でも、そんな息子が幼稚園から仲良くしている同級生のY君は、少しどうかと思う子どもなのです。わんぱくといえば聞こえはいいですが、友だちのおもちゃを壊したり、同級生の女の子をいじめたり。お父さんはおらず、お母さんだけで子育てをしていて、しつけもあんまりされていないようです。そんな子とつきあっていると、うちの息子まで悪い子の仲間入りをしないか、心配です……。

今回は、このようなお悩みにお答えします!


子どもの大切な友だちを否定するのはNG

「あそこはシングルマザーだから」

「親がなんの仕事をしているのかよくわからないから」

「あの子は不良だから」

こんなふうに、子どもに向かって、その友だちのことを悪く言う親がいます。

「○○君とつきあうのをやめなさい」

と言ってしますのです。


大好きな友だちを大好きな両親に悪く言われること自体が悲しいことですが、親が「あの子と遊んではいけない」と言うことは、「あなたのことを信用していない」というメッセージにもなってしまいます

お子さんの大切な友だちを否定するのはNG。

子どもにとっては、とても悲しいことなのです。


子どものことが心配なときこそ「怒る」のではなく「質問」する

中には、本当に素行が悪くて心配になるような友だちもいるかもしれません。

そのようなときは、一方的に「ダメだ。つきあうな」と言うのではなく、まずは子どもに率直に聞いてみましょう。

「○○ちゃんと友だちだよね?お父さん(お母さん)は心配なんだけど、どんな子なの?」

と。

そうすれば、

「みんなは悪く言うけど、私にはすごく優しいよ」

「ぼくをかばってくれるんだよ」

などと、答えが返ってくるかもしれません。

周囲から見れば悪い子でも、わが子にとっては本音を打ち明けられる唯一の友だちという可能性もあります。


子どもが「自分にとってはいい友だち」と言うのであれば、信頼して見守りましょう

そのときに、

「一緒に悪いことしていないでしょうね?」

などといった、疑っていることを前提にした聞き方は厳禁です。

頭ごなしに叱ると子どもは本当のことを話さなくなります。

気になることは普通に質問しましょう。

そうすれば、子どもは警戒せずに答えてくれます。


子どものつきあいを禁止することの危険性

親がその友だちを否定してつきあいを禁止してしまうと、子どもは行き場がなくなります。

そして、その友だちに関する情報を、いっさい親に話さなくなってしまいます。

そちらのほうが危険。

親が友だちを認めていれば、たとえその子が悪い子だったとしても、子どものほうから「今度、2万円ものを一緒に買おうと言われているんだけど」などと、気になること、不安なことがあれば打ち明けてくれます。


子どもが打ち明けてくれれば、

「ちょっと待って。それは間違っている気がするから、一緒に考えよう」

と話し合う機会も生まれます。


子どもの友だちを頭ごなしに否定したり、学校や塾の先生の悪口を子どもの前では言ったりするのはNG。

子どもが自分でつくりあげた人間関係、そこに生まれた友情や信頼関係を尊重し、見守ってあげましょう。

人間関係の悩みや失敗を経験することも、大人になるためには必要なことです。

お母さんにいつでも相談できる、という安心感があれば、子どもはいろいろな人とつきあい、自分の世界を広げていけます

そして、いつか本当に自分に合った、親友を見つけることでしょう。




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箕浦 健治(みのうら けんじ)

箕浦 健治(みのうら けんじ)

花まる学習会 野外体験部 部長。 別名ファイヤー。「全員無事」のために毎回燃え上り、夏が終われば焦げています。 野外での子どもたちの成長のエピソードや、子どもたちが”1人でできる子”になるコツをたっぷりご紹介します。

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