小学生|国語力は全教科の土台!苦手なままにしない、鍛え方のコツ


「たまには本でも読んだら?」

テレビを観ているわが子に声をかけるも、返事はやっぱり

「え~、やだ~。」

学校でも国語は苦手で算数は得意。

きっと理系なんだなぁ…。


なんて考えていませんか?

国語が苦手なまま放っておいてはいけませんよ。

今回は、国語力の重要性と伸ばし方をご紹介します。


国語力はあらゆる教科につながる土台の教科

「国語はすべての教科の土台になる」

という話は、これまで親御さんたちも一度や二度は聞いたことがあるでしょう。


「でも、それって本当? だって、国語と算数はまったく違う教科でしょ?」

と半信半疑な人もいるかもしれませんが、答えは“本当”。

算数の文章題でつまずいてしまう子の中には、文章そのものを正しく読み取れないために問題が解けない子がけっこういるのです。

図が描けないとか、式が立てられないとかいう算数的な課題以前に、日本語で書かれた問題そのものがわからない。

こうした国語力の不足は、あらゆる教科の学習にも影響を与えます。

英語を学ぶとしても、母国語で学ぶわけですから、日本語があやふやでは習得できません。

つまり、国語力は全教科の土台になるのです。


国語力を支えるのは「語彙力」

文章が読めない理由のひとつに、語彙の乏しさがあげられます。

たとえば、算数の問題で、「飛び石があります」と書いてあると、「飛び石」がどんなものかわからないため、問題を解くことができなくなってしまう子がいます。

これがもし、その言葉を知っていたら、少なくとも飛び石の絵を頭に描ける。

つまり、言葉を知っていると、イメージを広げることができるのです。


子どもの語彙力・国語力を伸ばすカギ

子どもの語彙力・国語力を伸ばすカギ握っているのは、普段の家庭環境です。

例えば、私が教えている子どもたちに、

「お父さんとお母さんは(どちらかでも)本をよく読む人ですか?」

「辞書をよく引く人ですか?」

という質問をしてみると、

「よく読む」

「よく引く」

と答えた子どもは、やはり国語力も高いのです。

子どもにいくら

「本を読みなさい」

「辞書を引きなさい」

と言っても、結局親がやっていなければ子どもにその習慣はつかないということです。


また、国語の長文問題では、よく主人公の気持ちが問われますが、

「きれいな夕日ね」

と自然に感動したり、

「つらかったね。でも、よく頑張ったね」

と相手の気持ちを思いやる言葉を口に出せる親の子は、日常生活の中で「感じる心」を育むことができます。

この「感じる心」を育むことは、国語のテストだけではなく、子どもの人生にとって大事であることは言うまでもありません。


豊かな国語力は人生を豊かにする

国語力が問われるのはテストばかりではありません。

国語力は、言い換えるなら“言葉の力”。

この力は世の中に出てから、さらに大事なものになります。

私たちは、社会で生きていく中で、あらゆる場面において自己表現をしなければなりません。

就職活動や仕事はもちろん、恋愛でも自分の気持ちをきちんと言葉にし、ときには相手の心をグッとつかむようなアピール力がなければ、振り向いてもらえないのです。



勉強だけでなく、人生をも豊かにする国語力、親としては伸ばしてあげたいですね。

まずは、言葉と触れるところから。読書を嫌がるお子さんの隣に座って、ぜひお母さんが読書に没頭してみせてください。

子どもが大きいと、「いまさら?」と思うかもしれませんが、読み聞かせもおすすめですよ。

ページ数は関係ありません。

子どもが本っておもしろいんだ、と思える1冊に出会えるまでいろいろ試してみてくださいね。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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