脱・運動コンプレックス!4~9歳が克服のカギ!?


「運動はダメでも勉強を頑張ればいい!」

と一言で片づけることができないのが運動コンプレックス

「どうせビリだから…」

とガックリ肩を落とすわが子の姿を見て、どんな言葉をかけますか?


4~9歳のうちに、運動コンプレックスを克服しましょう!

運動の分野で自信をつけることで、勉強など他のことにもより積極的に生き生きと取り組むようになりますよ。


4~9歳に運動コンプレックスを克服すべき理由

運動が苦手な子は多いですが、「運動コンプレックス」を甘くみてはいけません。

子どもは0~3歳で親から真の愛を得たあと、4~9歳で社会的自信をつけます。

社会的自信とはつまり、

「ケンカしても大丈夫、仲直りできるもん」

「友達いっぱいつくれるぞ」

「学校って楽しいんだ」

といった社会に出ていくポジティブな気持ちです。


学校では、やはり運動神経がいい子がリーダーになります。

足が速い子はかっこいいし、ボールが遠くに飛ぶ子はかっこいいものなのです。

そのなかで運動神経が悪い子をどんなになぐさめて自信をもてと言っても難しいでしょう。


4~9歳は、たいていのことを夫婦の協力で解決できる時期でもあります。

運動コンプレックスを克服し、社会的自信を育めるように導いてあげましょう。


【事例】運動コンプレックスを運動で克服した小2・Jちゃん

運動が苦手な子に、周囲が「でもやさしいから大丈夫よ」などと言っても、よけいに本人をみじめにさせてしまいます。

運動コンプレックスは、やはり運動でしか克服できないのです。

たとえば、以前花まるにいた2年生のJちゃん。

授業が終わると人のノートを見て「こんなのもできないの?」と笑いながら言うような子でした。

これは何かのコンプレックスがあるなと感じ、お母さんに電話してみました。

すると、「この子、足が遅いんです。もうすぐ運動会だから、それを気にしているんだと思います」とのことでした。

ところが5年生になって、その子が駅伝の大会に出るというのです。

「私、遅いよ」

といいながらも、その表情は自信満々。

不思議に思ってまたお母さんに聞いてみたところ、2年生のあの電話のあとに、ご夫婦で話し合ったそうです。

そしてお父さんが「お父さんも足が遅かった。これは遺伝だから仕方ない。でもマラソンなら頑張りや屋のJならきっとできるよ」と励まし、毎朝6時に起きて、2人で近所の早朝マラソンを始めたのです。

小雨でも、毎日実行したそうです。

Jちゃんも頑張りましたが、仕事で夜遅く帰宅しても、毎日早朝マラソンに付き添ったお父さんも素晴らしいと思います。

そして中学生のときには市で優勝し、県大会にまで出場。

Jちゃんはすっかり自信を取り戻しました。

Jちゃんは見事に、運動コンプレックスを運動で克服しました。


運動が苦手な子に向いているスポーツ

運動が苦手な子に向いているスポーツはマラソン・水泳・武道です。


マラソンは、運動が苦手でも根性のある子、頑張り屋の子には向いています。

水泳は太っている子でもやりやすいでしょう。

それに、スイミング教室の進級テストは自信をつけるのにもってこいです。

自分からは言い出せない子、声が小さい子、内気な子、ケンカに負けてしまうような子には武道がおすすめです。

武道は普段の生活にはない大声を出したり、人を叩いたり叩かれたりする痛みを体で覚えることがとてもいい効果をもたらすようです。

私の経験からも、武道で伸びた子というのは数えきれないほどいます。

とくに剣道は、メシが食える大人になる率が高いのを実感しています。


運動が嫌いな子に運動をさせる導き方

では、どうやって運動するように導けばいいのでしょうか?

これには簡単な方法があります。

やらせるときは「○年生になったらやるって、お母さん決めたから」とスパッと言って、放り込んでしまうことです。

子どもには未知で分からないのですから、子どもの意見を聞く必要はありません。

それよりも、お母さんの“毅然として言う”姿勢がとても大事です。

何とか説得しようではなくて、ただ放り込む。これが効果のある方法です。


運動を継続するために

もともと運動が苦手な子ですから、すぐには結果が出ず、嫌になってしまうこともあるでしょう。

そのときは「前回よりはタイムが縮まったね」など、少しでも成長したところを見つけてほめてあげてください。

お母さんが、実力に応じた小さな目標を設定してあげるのも良いですね。

達成感の積み重ねがチベーションを高め、運動を継続しやすくなります。

苦手なことから逃げずに向き合うことで得た成功体験は、大きな大きな自信を育んでくれますよ。



【おすすめ書籍】

🌼『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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