NGワードを言ってない?子どものやる気をくじかない声かけとは

「上の子は算数が得意だったのに、どうしてあの子は…」

「○○ちゃんはもう漢字もかけるなんて。うちの子大丈夫かしら…」

こんなふうに、きょうだいや友だちと比べてしまったり、そのせいで不安になったりすることはありませんか?

そして、子どもを鼓舞するつもりで、誰かと比べながら叱ってしまう。

そうすることで、子どもをやる気にさせるどころか、反対にやる気をつぶすきっかけになってしまう可能性があります。


比べるのは「他の誰か」ではなく「自分」

友だちと比較してしまうことは、お母さんの業のようなもの。

他の子が自分の子よりも先に行っていると、不安が泉のようにこみ上げてきて、つい言葉にしてしまいますよね。

一方で、友だちやきょうだいと比較されることほど、子どものやる気をくじく行為はありません。

周りと比べられて、「できない自分」にフォーカスされて、やる気を伸ばした子どもを私は一人も知りません。

比べるといいのは「人」ではなく、「前の自分」「昨日の自分」にすべきです。


「前よりしっかり書けるようになったね」

「昨日より早くできたね」

と伝えて、成長している自分自身に目を向けることを教えてあげてください。


また、子どもが高学年になると、「自分(母親自身)が小学生のころはもっと頑張ってできていたのに、なぜ・・・」などと責めるお母さんもいますが、反発されるばかりになってしまいます。

「努力しなくちゃダメじゃない!」などと、叱咤激励するつもりでつい言ってしまう言葉も、自分の思うようにちゃんとやってくれない子どもに対して言葉を投げつけているにすぎず、子どもの心には届きません。


子どもは、お母さんに認められたい生き物

お母さんは「このままだと将来自立できないよ」「ちゃんと仕事に就けなくなるよ」といった恐喝系の言葉も言ってしまいがちです。

こうした脅し文句を言われると、イヤな気持ちにはなってもいいことは一つもありません。

人は脅しで無理に動かされても、ハッピーになれないからです。


やる気を出してほしくて、激励したくて言っていた言葉も、逆にやる気をつぶしかねません。

とくに勉強や成績に関しては、言えば言うほど子どもはイヤになってしまいます。

基本的に、子どもはお母さんが大好きです。

本当はお母さんに認められたくて、息子も娘も頑張っているのです。


今日から、「誰か」と比べるのはやめ、ぜひ「前の自分」と比べる声かけで子どものやる気をグングン伸ばしてあげましょう!



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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