家での会話が読解力・作文力を育む!子どもの国語力を高める6つの極意

「作文が上手に書けない」

「一度で話が伝わらない」

「話の概要がすぐにつかめない」・・・。

子どもの「国語力」を、どうしたら伸ばすことができるの?


一朝一夕で身につくものでもないので、悩むお母さんはたくさんいると思います。

特別なテクニックなどは必要ありません。

ちょっとしたことを家庭で気をつけることで、子どもの国語力を飛躍的に向上させることができます。


国語力を伸ばすのは家庭の「会話の質」!

あと伸びする子は、間違いなく「言葉がしっかりした家庭」のお子さんだと言えます。

算数の文章題も国語の長文読解も、結局のところ国語力。

社会に出てからも、国語の力はずっとついて回ります。

そして、この国語の力を伸ばすことができるのは、子どものころにしている家族での会話です。

優秀なお子さんがいる家庭に対して、よく、「あの家はご両親がおできになるから」と言われることがあります。遺伝であるとか、親が一流大学を出ているから、という意味で使われますが、本当は、「会話の質」こそが「家の格の違い」なのです。


家で国語力を伸ばす、会話の質を高めるポイント6つ

では、その「会話の質」を高めるには、具体的にどのようなことに気をつければいいのでしょうか。会話の質のポイントは、大きく分けて6つあります。


①修正:子どもの言い間違いを放っておかないこと。そのままにしてはいけません。「そこは『楽しい』じゃなくて『うれしい』でしょう」と指摘できるかどうかです。


②応答:「聞いたこと」に答えられるかどうか。言葉のキャッチボールができているかうかです。

「今日、学校楽しかった?」「ていうか、腹へった」「そうだ、夕飯の買い物しなきゃ」といったような、お互いに自分の言いたいことしか言わない会話になってしまっていませんか。相手の気持ちを読み取れる子どもにするためにも、相手の聞いたことに答える家族の会話を徹底してください。


③感動の共有:「うわあ、夕焼けがきれいだねー!」と母親が素直な心で感動したことを言葉にして伝えているかどうかです。


④論理性:「必ずしもそうとは言いきれないよ」「それは『だから』になっていないよね」といったように、普段から突き詰めて正しい言葉で会話するようにしましょう。


⑤要約:あと伸びする子の特徴は、要約ができること。何が大切なのか、的確に話の要旨をつかめることです。

家族の会話のなかで、意識的に「要するに○○っていうことね」と言う、逆に子どもに話の要旨を言わせてみるといいのです。

たとえば映画やマンガなどが面白かったとき、「何が、どう面白かった?」「どんな話だった?」と聞いてみる。

「□□が○○○した話だよ」と言えるかどうか。

また、子どもがあったことをそのままダラダラと説明したときは、「ひと言でいうと、どういうこと?」と聞いてみましょう。

話の要旨が分かる子どもは、人の話を聞くことができる、相手の言いたいことがわかるということなので、国語力の高さに結びつきます。


⑥NGワードが少ない:学習意欲全般に関わることです。たとえば「何回言えばわかるの」「だいたい、あのときだって~(過去の失敗を持ち出す)」「ちゃんと読みなさい」「○○ちゃんはもうできるのね(比較)」「お兄ちゃんのくせに」「バカじゃないの」などなど。そういった言葉がほとんど会話で出てこないのが理想的です。大人の何気ない言葉で、子どものやる気をつぶさないようにしてください。


子どものころに身につけた国語力は一生もの。毎日の会話で少し親が気を配ることで、気付けば子どもの国語の力がぐんぐん伸びていた、なんてことも有り得ます。今日から実践できることですので、ぜひ楽しみながら「会話の質」を高めてみましょう。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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