「何でわからないの?」はダメ!子どものわかったふりを防ぐ親の声かけとは

子どもに問題の説明をして「わかった?」と聞くと、「なんとなくわかった」と答える。

そんな時、子どもにどんな風に声をかけていますか?


本当にわかっているのだろうか、と思いつつ、そのままにしておく・・・

「何でこんな問題がわからないの!」と問い詰める…

こんなふうに接すると、後々子どもが自ら学ばなくなったり、自分の頭で考えることから逃げてしまったりするかもしれません。

日ごろの親の接し方で、「分からない」「間違う」ことは恥ずかしくない、という価値観を育みましょう。


「なんとなくわかった」はかなりの危険信号!

「なんとなくわかった」は、確実にわかっていないと考えて間違いありません。

「だいたいわかった」という場合や、「わかったふり」をする子も同じです。わからないことが恥ずかしいとか、わからないと言うと怒られるのではないかと思っているケースです。

要するに「さらけ出せない」ということ。

「失敗しないように」という学習感覚できてしまっている、お母さんが口うるさい家庭に多いのです。


そうではなくて、「わかったらうれしい、気持ちいい」というところが軸でなくてはいけない。

そのためには、わからなかったらとことん聞くことが大切です。

このようなごまかしや、「一応こういうふうに言っておこう」といったような穴は、小学1・2年生の時点ですでに始まっています。

初期のうちはごく小さい穴でも、どんどん大きくなって浸水していきます。


「わかったふり病」を防ぐ、親の疑問の投げかけ方

わからないことがあると、わかるまでずっと考え続けるくらいの子どもがあと伸びする子です。


「なんとなくわかった」「だいたいわかった」と言ってきたときは、

「この問題をどう解くか説明して」「この問題のポイントを説明して」と聞いてみましょう。

ゆっくりていねいに説明させることがポイントです。


小学校1、2年生なら、口頭レベルでできます。

ただし、6年生や中学受験レベルになると書かなくてはいけなくなりますから、やはり塾などの”外の師匠”にまかせるべきです。


「わかったふり病」は、かかったら大変な病気。

「わからないって言うことは恥ずかしくないんだ」ということを、周りの大人がたくさん言ってあげることで、子どもの価値観も変わっていきます。

「あいつ、あんなのもわからないんだよ」とからかいの対象になっても、そこで強い人になれるのです。

これは訓練というよりも、日ごろの先生や親の接し方の問題です。

「間違ったっていいんだよ」「失敗してもいいんだよ」と繰り返し、繰り言のように言い続けてあげてください。



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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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