「わからない」「できない」は要注意!子どもが自分で考え抜くには…

「先生、わかりませーん」

「難しい、できなーい」

たいして自分で考えていないのに、すぐ「わからない」と言ってしまう子、いますよね。

宿題をやっているかなと見に行った時に目が合うと、「わからない」と言うなど。

 

その「わからない」は、本当に「わからない」のでしょうか?

確かに、本当にわからずに困っているケースももちろんあります。

しかし、その言葉は、単に「わからない」のではなく、注意が必要な場合もあるのです。

 

「わからない」=「逃げ」の時だってある

子どもがわからないと言ってくるのは、考えるのを放棄してしまった場合が多いです。

学校の宿題がわからないと言ってくるときは、ラクをしようとしているケースが多いのだろうと思います。

「わからない」と言うことで、自分が考えなくても、大人が教えてくれるからです。

「何がわからないのかわからない」子はいっぱいいます。

そういう子は、何も考えないままでずっときてしまったのです。

 

これは根深くて修正が大変です。

何でも「先生、わかりませーん、教えてくださーい」と言って生きていけばいいや、という状態です。

将来、社会に出たらどうなるのでしょう。

「先輩、わかりませーん。次は何をやればいいですか?」といちいち聞くのでしょうか。

この段階ではもうお母さんではなく、家庭外の第三者にその考え方から叩き直す、といったことが必要になるでしょう。

 

「わからない」という子には、まず言葉にさせる

そんな事態を回避するためには、どうすればいいのでしょうか。

たしかに3割くらいは本当にわからないというケースがあるので、そのときは教えてあげてもいいですが、「何がわからないのかわからない」という状況でないかを見るために、まずわからないことを言葉にさせてみましょう。

社会に出てから、何でも「わからない」で済ませるというままできてしまったら、辛いのは自分自身です。

子どもの「わからない」を上手に見極めて、状況に応じて的確な声かけをすることで、「自分で考える」力は育むことができます。

 

 

親心でついつい「わからないのなら丁寧に教えてあげなくちゃ…!」と思ってしまいがちですが、考える機会を奪ってしまうと考えない子になってしまいます。

ぜひ、「何がわからないのか説明してごらん」「どういうふうに、わからないの?」と子どもが言葉で頭を整理できるよう導いてあげてください。

 

 

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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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