【1年生・男の子】皆の前で発表することができなかったSくんの飛躍

幼稚園生のころ、お母さんに

「ぜったい、みにこないで!」

と発表会や授業参観などでお母さんが幼稚園に来ないよう本気でお願いしていたSくん。

 

とうとう年長時代の1年間、お母さんは一度もS君の姿を幼稚園の発表会などで見ることはなかったそう。わが子の想いを優先し、悩んだ末の決断だった。

 

Sくんは、大の人見知り。小学校1年生になった今も、学校では皆の前で発表をすることがほとんどないという。

 

実は、そんなSくんには、花まるの教室でいつも積極的に手をあげ発言している場面がある。それは「たこマン」(1枚の絵を見て、その後何が起こるか“おもしろい2コマ目”を考える教材)。

Sくんのお母さんにそのことを伝えると、「信じられない…!」とおっしゃった。

 

そこでお母さんに授業を見学していただくことに。そこには、Sくんが何度も何度も手をあげる姿があった。

 

発表タイムでは、チームの代表に選ばれたSくん。クラスのみんなの笑いをとり、見事、たこマン大賞を受賞。お母さんの目は、涙でいっぱいに。


授業後、Sくんのお母さんが

「わが子の姿に感動しました!」

と話しに来てくださった。Sくんは毎晩、5年生のお兄ちゃんと“空想お話しごっこ”をしているという。ひたすら、作り話をお兄ちゃんとするのだそうだ。

そうやって鍛えた想像力が、たこマンで発揮されているのだろう。


子どもの可能性は、無限大。

たこマンで自信をつけたSくんが、学校の様々な場面で手をあげ考えを発表する日も遠くないかもしれない。


~教室スケッチより~

花まる教室長

花まる教室長

日々、現場で子どもたちと向き合い、寄り添い続けている教室長たち。「勉強って、楽しいな!」の伝道師であり、お母さんと子どもたちとの橋渡しのような存在。子どもたちを見ているからこそ語れる「事例」をたっぷりご紹介します。

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