【サマースクール特集!①】さみしさの向こうに

夜が近づくにつれ、お母さんに会えない寂しさに涙がこぼれてきたHちゃん。

「こわい!」 

「お母さんに会いたい!!!」 

と夜の探検に尻込みし始めた。 


出発ぎりぎりまで大泣きで、オエッと吐きそうになってしまうほど。 

それでもリーダーの手をぎゅっと握りしめ、一歩を踏み出した。 

  
リーダーに話しかけ続け、怖がりながらもなんとか進み続けるHちゃん。 

気づけばお母さんの話になり、 

「強くなったすがたを、お母さんに見せたい!」

と言い始めた。 


草むらを抜け、最後に立ちはだかるのはお寺に続く長い階段。 

道幅が狭く、リーダーと手を繋いで登ることは難しそう…。 


「ここの階段をひとりで登りきれたら勇者だよ。お母さんに見せたいね!」 

そう伝えると、 

  
「…やってみる」 

とつぶやき、一歩一歩、後ろから見守るリーダーを一度も振り返らずに自分の力で歩み続けた。 


登り切ったら、リーダーとハイタッチ! 


「ひとりで登れた!!!」 


お母さんと一緒にいたい。早く会いたい。 

でも何かひとつ、お母さんに自信をもって語れるチャレンジを。 


そう考えたHちゃんがひとりでやり抜き、自信をつけた瞬間。


~現場レポートより~

花まる教室長

花まる教室長

日々、現場で子どもたちと向き合い、寄り添い続けている教室長たち。「勉強って、楽しいな!」の伝道師であり、お母さんと子どもたちとの橋渡しのような存在。子どもたちを見ているからこそ語れる「事例」をたっぷりご紹介します。

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