【お悩み相談】学校の様子を聞くと「楽しかった!」以外言わないのですが…

Q. 6歳の息子がいます。入学して3ヶ月が経ち、学校になじめているかどうか親としては心配です。でも「学校はどう?」「授業は楽しい?」「友だちはできた?」など、いろんな質問をしても「うん、楽しいよ!」「全部楽しかったよ!」以外のことをしゃべりません。実はいじめられていて隠しているのでしょうか?どうすれば、本心を素直に話してくれますか?


今回は、このようなお悩みにお答えします!


「全部楽しかった!」は幼児期の子どもにとって当たり前

「学校どうだった?」と聞いても、「楽しかった」としか答えず、「何が?」と聞いても、「全部」としか答えない子どもは多いです。特に男の子は、それが顕著。でも、心配することはありません。健全な証拠です。

4~9歳の子どもは、忘れやすい生き物。尋ねたときに応えられない場合は、本当に忘れてしまっていることがほとんどです。

また、言語表現が未発達な幼児期の子どもにとっては、「説明するのが面倒」という側面も。どんなふうに伝えたらいいかわからず「説明したくてもできない」ということもあります。

そんな場合は、「心配しなくていいんだな。うまくいっているんだな」と思っていれば大丈夫です。


言葉にしなくても、自分の中で消化できている

花まる学習会の野外体験に参加した子どものお母さんに、

「どうだったと聞いても『楽しかった』としか言わないので、様子がよくわかりません。お金がもったいない気がします」

と言われたことがあります。


でも、それは違います。子ども自身は、数多くの貴重な体験をして成長して、それらを自分の中で消化しているのです。

親にそれを言葉で伝えなかったからといって、「無駄」と決めつけるのは早計です。


ただし、観察が必要なケースも

「楽しかった!」と答える以外はとたんに無口になってしまう場合や、「いつもと様子がおかしい」「普段は違った態度なのに…」というような印象を受けたら、それは何かあったのかもしれません。

子どもはうまく話せないかもしれませんから、担任の先生などに、それとなく聞いてみたりするといいでしょう。

日々子どもと接しているお母さんなら、同じ「楽しかった!」という言葉でも、声の起伏、表情などから違いを感じとれるはずです。


「楽しかった!」しか発さない子どもたちの心の中には、様々な成長ストーリーが隠れています。それらのエピソードはそばで見守っていた大人に聞くのがおすすめです。子どもが自ら考えや思い出を話すようになるまでは、様々なバージョンの「楽しかった!」を楽しみましょう。



【おすすめ書籍】

🌼『花まる学習会式 1人でできる子の育て方

箕浦 健治(みのうら けんじ)

箕浦 健治(みのうら けんじ)

花まる学習会 野外体験部 部長。 別名ファイヤー。「全員無事」のために毎回燃え上り、夏が終われば焦げています。 野外での子どもたちの成長のエピソードや、子どもたちが”1人でできる子”になるコツをたっぷりご紹介します。

Category

keyword