「触っちゃダメ!」ではNG!火や刃物の危険から子どもの身を守る方法

「今日のご飯なぁに?」台所で忙しく料理をしているお母さんにまとわりつく子ども。

気づけば「ぼくも切ってみたい!」と勝手に包丁を握っているではありませんか!

お母さんは顔面蒼白。「触らないでっ!」と包丁をとり返し、ほっと一息、「危なかった~。」


…とはいえ、いつまでも刃物や火を子どもから遠ざけておくことは無理ですし、上手に使いこなせるようになってほしいですよね。

そこで今回は、子どもが自ら危険を回避できるようになる方法をご紹介します。


火の怖さを知らない子どもたち

普段、親に守られて暮らしている子どもは、「火傷をするから離れて!」とライターやマッチに近づかせてもらえず、「けがをするからダメよ!」とナイフや包丁に触らせてもらえません。

今や、コンロもIHの時代。「火」を見る機会は、お誕生日ケーキの上に揺らめくローソクだけ、というご家庭もあるでしょう。

このような環境で過ごす子どもたちの多くは「火の怖さ」を知りません。

小さな火でも燃え移るとすぐに大きくなるということや、下手をすると火事になってしまう、という感覚が理解できない子も。

中には火が熱いことさえ知らない子も…。


体験を通じて理解することが大切

「火は熱いもので近づけば火傷をするし、紙に移ればすぐに大きく燃えあがるし、人に燃え移ることだってある」ということを、幼児期に「正しく」身につけることができれば、ふざけあって火を使うことはありません。

そのためには、体験することが大切

子どものころにちょっとした火傷を負った子は、火の怖さを肌で感じて知っています。ナイフも同じです。けがを怖がってお子さんに使わせない方も多いですが、それでは刃物の危険性も利便性も理解できません。

小さなけがをした体験こそが、子どもの身を守ってくれるのです。


野外で貴重な経験を積ませる

花まる学習会の野外体験では、火を使いますし、子どもたちがナイフで木を削って箸などを作ることもあります。

もちろん手を切る子どももいます。しかし、それは「いい経験」。

「ナイフで切ると出血するし、痛い」と実感すれば、刃を出しっぱなしにして放置することはなくなりますし、まして人に向けたり、人を刺したりすることもなくなります。


お父さんの出番です!

親が先回りして子どもを守りすぎると、大切なことを知らないまま大人になってしまいまうことがあります。

お母さんが「子どもに痛い思いや危ないことをさせたくない」と思ったとき。そんなときこそ、お父さんの出番です。「鉛筆の削り方を教えてやるよ」などと子どもを誘い、一緒に経験する役目を買って出てはどうでしょうか?

動じずに危険なものを扱うお父さんの背中は、いつもよりずっと広く、たくましく見えることでしょう。


「僕もこんな頼もしい男になりたい!」と思わせることができれば、親子の絆もずっと強くなりますね。



【おすすめ書籍】

🌼『花まる学習会式 1人でできる子の育て方

箕浦 健治(みのうら けんじ)

箕浦 健治(みのうら けんじ)

花まる学習会 野外体験部 部長。 別名ファイヤー。「全員無事」のために毎回燃え上り、夏が終われば焦げています。 野外での子どもたちの成長のエピソードや、子どもたちが”1人でできる子”になるコツをたっぷりご紹介します。

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