【小学校低学年】言葉がけが重要!? 自分で宿題に集中できる子にするには

「宿題やりなさい!」

しぶしぶ出したプリントをのろのろ解き始めたわが子。

「やっと始めた…!」

とホッとしたのも束の間、気づけば今度は

「今日のおやつ、なぁに?」

と台所を物色している。

「……(イライラ)」

「ねぇ、何度も言っているでしょう。宿題はっ?!」


1つのことに集中して取り組むことができないわが子とのバトルに、うんざりしていませんか?

今回は、言葉がけを工夫して〝子どもの集中力を伸ばすコツ〟をご紹介します。


子どもがじっとしていられないのは当たり前!?

「勉強を始めても5分もするとソワソワしはじめて、集中力が続かないんです」

このようなご相談をよくいただきます。


実は、9歳くらいまでの子どもは体が未発達で血液の循環が大人のようにスムーズではないため、ときどき体を動かして血の巡りをよくしています。

つまり、“じっとしていられない”のは幼児期の子どもたちの特性であり、当たり前のこと。


「うちの子は宿題もしないでなんだかソワソワ落ち着きがない」


と心配になる必要はありません。むしろ、健全な証拠。

まずは幼児期の子どもは落ち着かないものだ、という前提で子どもたちに接するところから始めましょう。


宿題・勉強をやれないのはなぜ?

落ち着きがないことだけでなく、言われないと宿題をしないのにも理由があります。

それは、じっとしていられないのに加えて、子どもは「忘れる生きもの」だからです。

“今、興味のあること”以外はすぐに忘れてしまう。

仮に宿題を思い出して取り出したとしても、じっと座っていられない。

そのため、宿題ができないという結果になってしまうのです。


「大人の号令」で解決できる!

自分で宿題をやりきれるようにするための解決法は、大人がきっかけをつくってあげることです。

宿題があることを忘れている子には、

「宿題の時間だよ」

「明日の時間割を準備して」

など、思いだすきっかけになる号令をかけてあげましょう。


ソワソワ落ち着かないのであれば、「動きたい」というサインですから、

「外でダッシュ1本してから勉強しよう」

と発散させてあげてから、落ちついて勉強に入れるようなきっかけを与えてあげるのです。


「5分も勉強するとソワソワする」とわかっているなら、5分ごとに

「ハイ!そこまで」

と言って伸びをさせ、

「次に行くよ」と改めてスタートの号令をかけてあげるのもいいでしょう。

ずっとつきっきりでいるのが難しければ、タイマーをセットして

「タイマーが鳴ったら次に行く」

というきっかけにしてあげればいいのです。


集中力がないわけではない

5分間は集中できる。それならば、その子に集中力がないというわけではありません。

この5分間の集中を何度も繰り返すことによって持久力がつき、もっと長い時間集中できるようにもなっていくことでしょう。



子どもも集中すれば早く終わるということがわかってくれば、気持ちの切り替えが上手になってきます。

毎日細切れの集中につきあうお母さんは大変ですが、ぜひ「訓練すれば集中力は伸びるもの」という希望をもって、気長に声をかけ続けてあげてください。



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箕浦 健治(みのうら けんじ)

箕浦 健治(みのうら けんじ)

花まる学習会 野外体験部 部長。 別名ファイヤー。「全員無事」のために毎回燃え上り、夏が終われば焦げています。 野外での子どもたちの成長のエピソードや、子どもたちが”1人でできる子”になるコツをたっぷりご紹介します。

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