どうすれば子に伝わる?「叱り方」のポイント3つ

――何回叱っても、子どもが言うことを聞いてくれない!

つい「ムカッ」ときて怒鳴ってしまい、「言い過ぎたかな」と後悔することも……。

 

感情に任せてガミガミと怒ることを続けていると、「この時間さえ過ぎれば、許してくれる」と、子どもは聞き流す癖を身に付けてしまいます。

子どもが本当にいけないことをしたときなど、「ここぞ」という場面では、心に響く伝え方を選びましょう。今回は、親の気持ちが伝わる「叱り方」のポイントをご紹介します。

 

■子どもの心に響く「叱り方」3原則

1. 短く

子どもの集中できる時間は三分ほどです。子どもが集中して聞いていられる間に済ませてしまいましょう。

 

2. 真顔で

小学2・3年生になると、怒られる雰囲気を察知して「あ、妹が泣いている!」とお母さんの気持ちをそらせようとしたり、聞き流しモードに入ったりします。

しかし、お母さんが「もうあなたを愛せないかもしれない……」という雰囲気を漂わせて、「能面で」叱ると、子どもは本当に怖がります。

生意気な口をきいている女子高生でさえ、母の「能面の」叱りには、「ゾクッとする」と言います。

 

3. あとを引かず

「あのときもあなたは○○だったじゃない」と、過去のことを持ち出して叱ることはNG。叱る事柄は、ついさっきの「あなたの、あの行為」に限りましょう。

さらに、声を低めて、丁寧な言葉でゆっくり話すと効果的です。「いつもとは違うぞ」という雰囲気を演出することを意識してください。

「もう、あんたは!!」とキンキン言っているのがいつもだとすれば、「ともこさん、こちらにいらっしゃい」と子どもの名前を「低い声で」「丁寧にゆっくり」呼び、有無を言わさず別室に連れて行くのがいいでしょう。役者になりきってください。

 

■完璧にできなくて大丈夫!

「𠮟る」というのは、「本当にその子の将来を思うと見過ごせない」ことを、真剣に指摘する行為です。一時の怒りの感情に任せて行うものではありません。

 

「ムカッ」と来たときについキンキン声で叱ってしまうのは、よくあること。「またやっちゃった……」と、夜中に一人落ち込む必要はありません。

「そんなこともあるわ、今度は気をつけよう」と、少し大らかに自分自身を許してください。それが今日も明日も子どもに大らかに向き合う秘訣です。

 

 

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高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

高濱 正伸(たかはま まさのぶ)

花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。チラシなし、口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がり、当初20名だった会員数は、23年目で20000人を超す。また、同会が主催する野外体験企画であるサマースクールや雪国スクールは大変好評で、延べ50000人を引率した実績がある。 各地で精力的に行っている、保護者などを対象にした講演会の参加者は年間30000人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほど盛況。なかには“追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。

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