花まるSTORY

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【花まるリビング⑭】『“ピタリ”と当てはまる声かけ、そのときのその子に響く声かけ』勝谷里美 2022年6月

 苦手なものは?と聞かれたら「車の運転」と答えます。子どもが保育園に入園したタイミングで、十何年ぶりに運転を再開。5年経ったいまでも、慣れない道の運転は緊張します。  保育園の駐車場を出た先に、信号のない交差路があります。細い道ですが、絶対 […]

【タカラモノはここに③】『記憶のかけら』山崎隆 2022年6月

 少し前の話になりますが、東京の今年の桜はちょうど入学式に重なるところも多かったようです。桜の木の下で写真を撮っているご家庭をいくつか見かけました。教室の前では、舞い落ちる桜を帽子の中に集めようとぴょんぴょん跳ねながら遊ぶ子どもたちの姿が見 […]

【おはなしのキッチン❷】『トムは真夜中の庭で』平沼純 2022年6月

 夜のしずけさが、そのなかになにかはらんでいるように思われるのだ。邸宅ぜんたいが息をころしているように思われ、くらやみがトムにこう問いつめているように思われるのだ。―おいでよ、トム。大時計が十三時をうったよ。きみは、いったいどうするつもりな […]

【花まるリビング⑬】『YouTubeの価値観、読書の価値観』勝谷里美 2022年5月

 先日、2年生の長女が寝言で、「それ、どうでもよくない?」(語尾があがる感じで)と言っていて思わず吹き出してしまいました。  ただ一方で、反抗的な態度もまだ「かわいいなぁ」の範疇だった幼児期を卒業し、いよいよ母とのバトルが激しくなるであろう […]

【おはなしのキッチン❶】『長くつ下のピッピ』平沼純 2022年5月

 さて、その朝、ピッピはジンジャークッキーを焼こうとしていました。いまはちょうど、ねりあげたものすごい量の生地を、台所のゆかにのばしたところです。  「だって、そうでしょ?」ピッピはニルソンさんにいいました。「ジンジャークッキーを五百枚も焼 […]

【タカラモノはここに②】『「できたー!」の意味』山崎隆 2022年5月

 花まるの教室では「できたー!」という子どもたちの声が響かない日はありません。キューブが完成したとき、問題が解けたとき、子どもたちは手を広げて「できたー!」と声を上げます。  このように言葉に出すことの意義は、はたで見ているよりも大きいもの […]

【花まるリビング⑫】『子育ての“大変”とどう向き合うか』勝谷里美 2022年4月

 4月、環境や生活リズムが変わるタイミングで、何かと慌ただしい時期です。私は、スマホのカレンダーに、毎年3月最終週の日曜日に反映されるように「書類・名前書き等」という予定を三時間分入れています。子ども二人が初めて保育園で進級する年に(準備に […]

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